“地域を結ぶ”
ケアプランデータ連携システム
令和7年10月24日(金)に、江東区主催にて‟地域を結ぶ”ケアプランデータ連携システムと題して、ケアプランデータ連携システム普及啓発セミナーを実施しました。

第二部は、江東区内でケアプランデータ連携システムを導入している事業所をお招きし、
「データ連携 はじめの一歩」〜うまくいった事も、つまずいた事もみんなでシェア〜
と題して、パネルディスカッションを実施しました。
コーディネーターは、株式会社トライドケアマネジメント 代表取締役 長谷川 徹 様
にお願いし、心に刺さるご意見を頂きながら、パネルディスカッションを進行して頂きました。
今後、介護情報基盤とケアプランデータ連携システムは統合され、一体的に運用がされていきます。令和10年をエンドポイントとして、各自治体もこのシステムに移行して参りますので、介護サービス事業所もこのシステムの中で運営がされていきます。
パソコンが苦手、IT分野はよくわからない、他事業所の様子を見てからという思いは理解できますが、人材不足によりお仕事を効率化して、こういったシステムに頼るところは頼りましょうと、国を挙げて介護サービス事業所を支援してくれています。紙や書類が多いと嘆く方が多い業界ですが、紙は最終的にシュレッダーへかけ、お金をかけてゴミとして廃棄します。また、事業所間の通信手段はFAXが主流の介護業界ですが、専門職がFAXの仕分け作業をする事は損失ではないかと思います。専門職ならではの仕事は沢山あるのに、紙に紛れて半日を費やしてしまうのは本当に勿体ない事です。
一人でも多くモニタリングに訪問できたり、新規の利用者との面接が確保できるかもしれませんし、業務効率化を特色に、人材採用への武器にするなど、やってみると良い事が沢山発見できるかも知れません。
サービス事業所が導入していないから、ケアマネジャーが導入していないから、はたまた保険者が導入を促していないからなど、理由をつけようとすると本当に沢山の理由がつきます。しかし、どうしたら地域で業務を効率化できるのか、できる方法を考えてみましょう。どちらにしても導入しなければならないケアプランデータ連携システム。見つめる先がご自身であれば、「パソコンが苦手」などの理由が見つかります。では、見つめる先を利用者や職員に変えてみれば、何が見えてくるでしょうか。
第一部は、厚生労働省 老健局高齢者支援課 介護業務効率化・生産性向上推進室
介護業務効率化推進官 長谷田 麗子 様からの基調講演
